Bリーグ2部(B2)は5月17日、プレーオフ決勝が行われ、西地区1位の神戸ストークス(神戸)はホームのGLION ARENA KOBEで東地区2位の福島ファイヤーボンズ(福島)と対戦した。第1戦を98-76で制し王手をかけて迎えた第2戦、神戸はヨーリ・チャイルズのインサイドを軸に、ファイナルから復帰した八村阿蓮も3ポイントを沈めるなど上々の立ち上がりを見せる。
しかし、第1戦で12点に抑えた福島のジャック・ナンジにこのクォーターだけで12点を許すと、互いに点を取り合う展開に。ここで流れを変えたのはベンチ出場のルーク・メイ。第1クォーター終了間際に3ポイントを沈めると、神戸が5点リードで最初の10分を終える。
ルーク・メイの3ポイントで勢いに乗った神戸は、第2クォーターに入るとさらに攻撃のギアをあげる。八村阿蓮がコーナーからの3ポイント、ファーストブレイクからのレイアップに加え、チャイルズの豪快なダンクを演出するアシストも決めチームに流れを呼び込む。神戸は一気にリードを広げ12点差で前半を折り返す。
後半に入ると両チームともにディフェンスのインテンシティが上がり、試合は膠着状態に。この展開を打開したのはまたしてもメイ。ダブルクラッチのレイアップ、ペネトレイトから豪快なダンクを叩き込むと終盤には3ポイントを沈め、このクォーターだけで11点を記録。シーズン中から見せてきた機動力を存分に発揮し、神戸は19点のリードを築いて最終クォーターへ突入。
第4クォーター残り7分47秒、ヨーリ・チャイルズのレイアップで24点差をつけた神戸だったが、残り3分27秒にこの日活躍の八村が負傷で交代すると、ここから相手の粘り強い追い上げにあい、11点差まで縮められる。それでも終盤のファールゲームで得たフリースローを冷静に沈め神戸がリードを保ち勝利を引き寄せる。
試合時間残り1分を切った場面で神戸は、今季限りでの引退を表明している谷直樹と、共に長年チームを支えてきた道原紀晃の両ベテランを投入。チャイルズのスティールから谷にボールが渡ると45度から得意の3ポイントを沈め、現役最後の試合に華を添えた。神戸がこのままリードを守り切り、優勝を決めた。
B2プレーオフMVPを獲得したのはヨーリ・チャイルズ。37分38秒の出場で33得点14リバウンド6アシストに加え2ブロック1スティールを記録し、シーズン同様に攻守でチームを牽引した。
神戸ストークスは2016-17シーズン以来、9シーズンぶりのB2優勝。JBL2(日本バスケットボールリーグ2部)時代の2012-13シーズン優勝と合わせ、3つ目の栄冠を手にした。